マイナス金利

Q
マイナス金利が長く続いていますが私たちはどのようにすれば良いでしょうか?
A

2016年1月にマイナス金利が導入されてから、4年が経過しています。導入後はホームセンターの家庭用金庫の売れ行きが伸びたそうです。おカネを手元に置く方が増えたようです。

【マイナス金利とは?】
日銀当座預金残高のうち、政策金利残高にあたる部分については、民間銀行から日銀に対して利子を支払うことになりました。日銀に一定額以上預けていると目減りするので、その資金を企業や個人ヘの貸し出しや、運用に回す効果が期待できると言われています。
一般の預金者を対象としているものではありません。

【どのようにすればよいの?】
①各行の住宅ローン金利が大きく引き下げられています。現在の住宅ローンと差が、金利1%以上、借入残高1,000万円以上、借入期間10年以上の方は借り換えを検討することも良いでしょう。その場合、借り換え費用も考慮することをお忘れなく。

②将来の必要な資金計画を立てる
子どもの教育資金、住宅購入、自宅修繕費などイベント費用は大きな金額となります。そこで、5年以内に必要な資金、10年以内に必要な資金、予備資金などを押さえておくことが重要です。

③②の計画で必要な資金を差し引いて残った資金を資産運用することも検討しましょう。
資産運用する際には、一度に購入せず、毎月定期(月末購入)、定額購入(月1万円)いわゆるドルコスト平均法を用いて金融商品に投資することも重要です。マイナス金利が導入されても、預金の利子が低下するだけで、預金が目減りするわけではありません。あわてて預金を引き出したりせず、ご家庭の資金計画をキチンと立てることが重要かと思います。

ドルコスト法

ドルコスト平均法
ドルコスト平均法 表