Q
最近、新型コロナウイルスで景気が悪くなると新聞などで拝見します。もし、主人がリストラに遭ったらと考えると不安です。“もし”を考えてどのくらいの資金を準備すればよいか教えていただけませんか。
A
今年は新型コロナウィルスが流行し、不景気の波が押し寄せる可能性がありますね。リストラに遭ったらと考えると不安ですね。
準備する資金を考えてみましょう。
1.生活費
会社都合による退職の場合、待機期間3ヶ月を待たずに失業給付金を受け取ることが可能ですが、それだけでは不足することも予想されます。その補完として生活費の3ヶ月~6か月分程度は準備しておきたいですね。
2.教育費
お子さまがいる場合には教育費も考えなければなりません。生命保険や生活費と違って大きく削れる費用ではありません。教育費の6ヶ月分程度は準備しましょう。
保護者の失職により家計が急変した世帯に補助が出る「私立学校父母負担軽減事業補助金」(埼玉県のホームページ参照)や「埼玉県立高等学校の入学料・授業料の減免制度」(埼玉県教育委員会ホームページ参照)がありますので、確認してみましょう。
3.住宅ローン、生命保険
失業後は、住宅ローンや生命保険の支払いは家計に大きな負担となります。再就職後の年収によってはローンや保険を見直さなければならない場合も想定されます。在職中に借り換えを行うことで、家計への負担を軽減できる場合もありますし、失業中は生命保険に加入できない場合もありますので、早めに見直しすることが重要です。
4.予備費
急な医療費など予想していないことで出費が嵩む場合もあります。予備費として最低50万円程度は準備しておきたいものです。
わが家にとって必要な金額はいくらなのか、預貯金や保険の解約返戻金はどの程度なのか、少しのチェックで将来の不安を取り除くことができます。この際、わが家の家計を見直してみてはいかがでしょうか。
生活費
3ヶ月分~6か月分
教育費
6か月分
予備費
50万円程度